女医で不妊で腐女子

不妊治療と日々のお仕事。時々趣味の記録でさ。

風疹について少し。妊活近況

こんにちは!南です。

風疹が流行っていますね。

 

 

 

妊婦さんへの感染がとても心配です。

 

 

本当に、とっても心配な事なのです。

 

 

 

妊娠20週までの妊婦さんに感染した場合、生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群という、

生まれながらに精神発達遅滞、難聴、心疾患、白内障といったハンデを背負ってしまう可能性があります。

 

 

 

ワクチン接種一回だけだと、5パーセント位の人に抗体が出来ない可能性があります。

今の20代〜40代くらいの人だと、一度しか受けてない方が多いそうです。

 

接種歴は母子手帳で確認できますので要チェック!!

 

一度風疹にかかったから大丈夫やでー、

 

と思っている方も要注意!!!

 

風疹に、かかったぞー!って思っている人も、

実は似たような症状の別のウィルス感染だったり、

抗体がきちんと上がっていない方が半数くらいいるそうな。

 

 

 

妊娠希望の女性や、希望してなくても今後妊娠の可能性が1ミリでもある方!そしてそのパートナーの男性は一度抗体の確認を超スーパーオススメします。

 

 

 

 

基本的に安全なワクチンですが、もし予防接種を受けると、念のため、2ヶ月ほど妊娠を待つ必要があるので、そういう意味でも早く動くに越したことはありません。

 

 

 

費用は保険適応外になるけど、自治体によっては補助が出る事もあります。

 

お住いの自治体のホームページをチェックしてみて下さいね!

 

 

さてさて

当方の妊活ですが、担当の先生とも相談して、今クールからひとまずお休みです。

というのも、

親の介護の問題が出てきた!

 

晩婚化や妊娠年齢の上昇にはこんな落とし穴があったかー!((((;゚Д゚)))))))

 

昔は、子供を産む年齢の時にはまだ親も比較的若くて元気な事が多かったのでしょう。

今時は子供を望んだ際に、仕事と、子供と、介護までふりかかる事が、ありえる!

少し想像するだけでも私だけじゃないのは明白です。

 

子供を望める期間は、リミットがあるんですよね。

介護も、待ってはくれないし。

待ったなし案件多すぎやしないかい?!

 

 

 

自分でどこまで頑張れて、どこから、誰に、助けを求めるか。

どこで何をけずるのか。

もし諦めるとしたら、何を?どのタイミングで?

色々考える事は多いです。

 

少しずつ、旦那ちんと相談しつつ、すすめていきたいと思います。

 

 

ではでは!

基礎体温測定する時は、安静に。

こんにちは!南です。

 

不妊治療といえば基礎体温

生物の基礎代謝の状態での温度です。

 

ズボラな私ですが、基礎体温、頑張ってつけてます。

 

 

唐突ですが私は朝かなり早めに起きます。

いわゆる流行りの朝活というやつです。

 

残念ながら、当方キラキラしてないタイプの女ですので活動内容は腐った活動です。

 

 

具体的な活動ですが、作品を世に送り出す事はしないのですけれど、p◯xivというサイトに神様達が降臨しておりましてですね。

〔知らない人、言ってる意味が分からない方は無闇に検索しないのが身のためです〕

主にそこから生きる活力を得ております。

 

私の生きるためのエネルギー源と言っても過言ではございません。

 

 

 

 

そんな朝のエナジー補充を差し置いて!

 

 

 

やらねばならぬのが基礎体温測定。

 

 

目を覚ましたら体温計をモグモグ咥えます_(:3-」z)_

 

基礎体温をつける事で排卵の有無とか周期が分かったり、月経不順の原因の予測にも役立つのです。
〔逆に、絶対じゃないけど!!ある程度避妊にも役立つ優れものです〕

 

昔っから、それこそ生理が始まって以来ずっと月経不順でした。

生理が来なかったり止まらなかったりで、クリニックの先生には基礎体温をつけるように言われ、

1ヶ月持たずに挫折する事を繰り返してました。

 

 

なにせ当方自他共に認めるズボラ。

 

 

 

 

毎日測って一々紙にグラフ化するとか

 

 

 

 

 

 

とんだムリゲー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな私が今続けられているのは、

基礎体温計を便利な機器に育て上げて下さった企業方達の努力の賜物です!!

 

 

 

 

今の基礎体温計って本当にすごい。

私が使用している物は測定時間はなんと10秒足らず。

スマホと連動しちゃったりして、勝手にグラフ化してくれる。

その経過から予測して排卵日やら、メンタル面の注意までお気遣いしてくれるのです。

 

 

 

いやー、ありがたいことでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の場合、お陰様で見事な一層性と判明。治療に役立ってます。

 

 

 

 

 

測定の仕方ですが、

・コンマ以下二桁の、基礎体温計で測ります。

・出来れば同じ時間が良いようですが、無理なら4時間位は寝て、

・目覚めたら布団から出ないで口に体温計を放り込む!

・測定は舌の裏っかわ。

・測ったら紙やデータでグラフ化します。

 

・2.3日忘れても、とりあえず無かったことにしてしれっと測り続けます(°-°)

 

大体3クール分くらいつけると傾向がわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、前日に届いたばかりの薄い本を我慢できずに読んでから測ったら、体温上がってました。

 

 

 

まあ鼻息荒かったと思います。

 

 

 

 

興奮した後はだめですね。

基礎体温は、安静にして測定する。大切です。

卵管造影私の場合。②

卵管造影続きです。

 

 

膣の中をゴシゴシ消毒して

 

 

先生「これから頸部を機械で掴むのでちょっと痛いですーはい、1.2.3」

 

カチコーンと音がして

少し違和感。

 

うん、痛くは無い。

 

看護師さんが痛く無いか聞いてくれます。

 

 

「えーと、あー、

 

はい、変です」

 

 

と、痛く無いかだけ言えばいいのに、

なんか言わなきゃいかんと思ってこんなこと言ったら

 

「まあ、掴んでますからね。」

と返される。

 

そうですね。掴んでますもんね。

 

 

 

カテーテルとバルーン挿入は私は痛みを感じませんでした。

グリグリしてるなーってくらい。

 

 

 

そしていよいよ、あの瞬間が!!

 

 

 

 

 

 

 

造影剤が入ります!

 

 

 

 

 

 

透視ON!

 

 

 

 

横のモニターに私の骨盤が映りました。

 

 

 

 

 

「造影剤がはいりますよー」

 

ドキドキ。

 

 

 

 

 

ん・・痛く・・

 

 

 

 

ない??

 

 

いや・・

 

 

 

 

なんか変!!

 

 

 

 

 

 

 

下痢してる!?

私の腹、下ってる?!

 

 

 

 

 

 

汚い話でごめんあそばせ。

 

 

 

下痢してる時のような腹部の痛みが・・

 

 

oh・・漏らすのではないか?

 

 

 

 

 

そうしてる間に

横のモニターには子宮の内空が映されて

左右に細〜く卵管が見えてー

 

 

 

「はい、終わりですー」

 

 

 

 

ものの数十秒で終わりました。

 

 

 

 

 

その後の拡散も問題無く、詰まってなかったです。

 

 

 

 

 

どうやら詰まりがあると、かなり痛いそう。

 

私の場合は、詰まり無し。

下痢した感じで終えました。

やや強烈な、下痢。

 

 

 

 

 

人によって差が大きいようですので、

もしこれから受ける方いらっしゃいましたら参考程度にして下さい。

 

 

 

 

以上、卵管造影の記録でした。

 

 

 

卵管造影私の場合。①

こんにちは!南です。

 

私の卵管造影体験についてでございます。

 

痛いと評判の卵管造影。

 

卵管造影と検索すると、予測検索で痛いって続く。

悪名高き検査です。

 

痛いらしいけど、きちんと体の状態を知るためになかなか避けては通れませんね。

 

私もやりましたのでその時の事を。

 

 

手順としては

ブスコパンというお薬を筋肉注射

透視室へ移動

子宮頸部を把握

カテーテル、バルーン挿入

造影

 

てな感じです。

 

 

 

さて私の場合ですが、冬に頂いた季節外れの夏休みを利用して行いました。

 

医療者なら、注射とか、慣れてるんじゃない?

なんて思う方いらっしゃるかもしれませんが、

 

そんはわけないっっ!!

 

 

 

当たり前ですが注射ひとつとっても、

 

やることはあってもやられる事はないのですよ!!

 

 

 

 

 

 

 

すんごいびびりまくりで検査当日を迎えました。

 

 

まず看護師さんにブスコパン筋注してもらいました。

このお薬は蠕動を抑えるために使う事があります。

これを検査前に使う事で、卵管の痙縮を予防してくれるのです。

 

緑内障とかある人は使っちゃだめです。

 

 

 

 

そして、いよいよ透視室へ。

着替えて透視台に乗って待っていると

検査担当の先生登場。

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

あ、先生!

あ、どーもー!ご無沙汰してますー!

あ、よろしくお願いしますー!!

あ、はいー!

 

 

 

 

 

 

 

はい、知り合いの女医さんでした。

 

 

 

 

 

 

・・・(΄◉◞౪◟◉`)ふう・・

 

 

 

 

 

 

 

狭い医療業界のため、あるあるです。

 

仕方ない。仕方ない。

 

 

 

 

 

2人目の先生登場。

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

 

 

あ・・ど、どーもー!!

あ・・産婦人科になられたのねぇ!!

 

 

 

 

少し前に指導した子じゃないかーい!!

 

 

 

 

彼が研修医時代にうちの科でお勉強中に指導させて頂いた方でした。

 

 

 

 

向こうも、あっ・・ってなってた。

 

 

 

 

本当にごめんね。

かつての指導医の卵管の造影

やりにくいよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直私もやられにくい。

 

 

 

 

 

 

 

分かってます。

医療者の目でみるだけですし、向こうも慣れてるし。

何も戸惑う事はない!!

 

さあ

 

私の卵管を造影して下さい!

どうぞお願いいたします!

 

 

平静を装っておりました。

 

結局気遣って下さったのか、元々その予定だったのか、

最初の女性の先生のみで行って下さいました。

 

・・お気遣い痛み入ります。

すみません。

 

 

いよいよ検査開始です。

②へ続きます。

仕事と受診のタイミング

こんにちは!南です。

 

不妊治療はじめて間もない私ですが、まず今ぶち当たっているのが受診タイミングの問題。

 

 

皆さんどうしているのでしょう・・。

 

ただでさえ

生理の◯日目に採血

とか

◯日目に内診来て下さいって・・

 

いや、まじで、

難しい!!

 

 

 

他の科の外来では無い、女性周期にあわせて行う検査、治療。

 

必要です。

 

分かります。

 

そこでその検査しないとダメなのは、分かるの!!

 

でもね

 

その日その時私は私の患者さんの診察中なのです。

 

自分の卵子が育ってるか診てもらいたいです。

 

すごーーく診てほしい!!

 

私のホルモン値はどうなってるの?

 

すごーーく知りたい!!

 

 

代打!

 

代打は!

 

代打打てる人・・

 

・・いないよねー。

 

分かってるよ。

 

もし代わりがいても、受け持つ患者さんからしたら、急な担当変更は嫌だよね。

私も心配だから患者さん達に会いたいし。

 

そもそも不妊治療してます、その日、その1時間だけ他の人に代わりお願いできないかーーーなんて医局に言えやしないがな。

 

 

いろんな意味で(΄◉◞౪◟◉`)

 

 

このへんのお話しは今話題の東京医大の女子減点問題につながるんだろうと思います。また機会があればこのあたりも書きます。

 

って事で、検査一つ受けるのに毎度周回遅れをとるのでした。

 

 

 

影分身とかいいよね。

代わりに内診受けてきてくれってばよー

 

 

・・・(°_°)あ、これ便利すぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

医者に限らず、共働きが主流のこのご時世。

職場環境にもよるけれど、一度仕事をセーブして、また戻れるとは限らない。

 

そもそも不妊治療自体にmoneyがかかるのでお仕事やめるとリスクあります。

 

不妊検査治療のタイムスケジュールに合わせるのに、何の苦もなく出来る方はほんの一握りなんじゃないかと思うのです。

 

うん。

 

みんなきっと、すごく大変な思いしてる。

 

 

不妊治療のために時間単位で休みが取れるシステムとか、当たり前になりますように。そしてそれが周りにそれほど負担なく、暖かく受け入れられるような職場環境が全国的に整いますように。

 

って、お盆だから仏壇に手を合わせてみました。仏様も予想以上に重い事言われてびびってると思う。

 

 

今はなんとか隙間みつけて、のんびり検査、治療を進めます。

オタク女医が妊活する

こんにちは!

南です。

 

今流行ってるキラキラ女医タイプではなく、キラキラしてないタイプの女医です。

腐、と言われる分類に入ります。〔知らない方は流して下さい〕

腐を隠して無事結婚しましたが、

間も無く旦那にバレました。

運良くその辺りを気にしないおおらかな男を選んだため、趣味は継続できてます。よくやった。私。

 

時折部屋に籠る腐った妻を、旦那ちんが生暖かく見守る・・。

そんな二人暮らしをはじめて早2年。

 

日々の仕事の波に

モミモミ、

モミモミ、

モミモミモミモミと時折過剰じゃないかと思う位揉まれながら、

旦那ちんと、趣味の薄い本を心の支えに生きて来ましたが、赤ちゃんをお迎えする事無く今に至ります。

年齢とこれまでも経過を考えて不妊治療をはじめました。

 

まだはじまったばかりの不妊治療ですが

はじめてみて分かった事。

 

 

不妊治療をするって大変なのね・・。

学生時代の知識としては分かるのですが

 

実生活にあてはめるという事を分かってなかったです。

 

実は自分が関わる診療は、妊婦さんとか不妊の方、生理不順の方とも、時々ですが関わります。〔しかし産婦人科にあらず。〕

 

そんな時、これまでの経過だったり、これから起こりうる事だったり、今辛い事だったり、

自分なりに真摯に聞いて話して診療にあたってきたつもりだったけど

我が身の事として降りかかって初めて大変さとか、辛さとか、気づける事が多いです。

 

忘備録として赤ちゃんが来てくれるのを楽しみにしながら

ブログという形で文章にする事をはじめました。

 

もしこの文を読んで下さる方がいましたら、文章の拙さとか、自己中心になりがちな呟きを、どうか暖かく見てもらえたら嬉しいです。

 

もしこいつか?!って分かっちゃった方が居ましても、そっとしておいて下さいませ。

よろしくお願いします!